"Little Charo in Tohoku" (Japanese ver. 2)

Nov 10, 2013, 08:05 AM

岩手(いわて)・遠野(とおの)のとある村(むら)。伝説(でんせつ)が書(か)かれた巻物(まきもの)によると、1枚目(いちまいめ)のお札(ふだ)はここにあるという。チャロはここで札(ふだ)を探(さが)し始(はじ)めた。 チャロ: この辺(へん)のはずなんだけど・・・・・・ん? 何(なん)だろう? わあ、お祭(まつ)りだ! ん?  突然(とつぜん)、子(こ)どもの声(こえ)がチャロの耳(みみ)に届(とど)いた。 きみこ: ふぇーん。私(わたし)の分(ぶん)のお菓子(かし)がないよー。 まつみ: また足(た)りなくなったの? さっきまで、確(たし)かに5(いつ)つあったのに。 すずまる: 座敷わらし? そんなもの、本当(ほんとう)にいるの? 村人1: いるとも。この間(あいだ)も子(こ)どもらを一人(ひとり)ずつ呼(よ)んで数(かぞ)えていたのに、どういうわけか、最後(さいご)には一人(ひとり)多(おお)い。けど、誰(だれ)が多(おお)いのか、よくわからない。人(ひと)に気(き)づかれずにいつのまにか紛(まぎ)れ込(こ)んでいるのが、座敷わらしさ。 すずまる: 座敷(ざしき)わらし? そんなもの、本当(ほんとう)にいるの? 村人1: いるとも。この間(あいだ)も一人(ひとり)ずつ呼(よ)んで数(かぞ)えていたのに、どういうわけか、最後(さいご)には一人(ひとり)多(おお)い。けど誰(だれ)が多(おお)いのか、よくわからない。人(ひと)に気づかれずにいつのまにか紛(まぎ)れ込(こ)んでいるのが、座敷(ざしき)わらしさ。 すずまる: へえ。 チャロ: へえ。不思議(ふしぎ)なことがあるんだなあ。 マコ: 不思議(ふしぎ)じゃないわ。だって私(わたし)のせいだもの。 チャロ: えっ、誰(だれ)? マコ: あら? あなたには私が見えるの? 私はマコよ。座敷(ざしき)わらしって私(わたし)のことなの。 チャロ: へえ、そうなんだ? マコ: 私(わたし)、人間(にんげん)には普段(ふだん)は見えないのよ。 チャロ: ふーん。あ、僕(ぼく)はチャロ。 マコ: チャロ・・・・・・かわいい名前(なまえ)ね。私(わたし)ね、時々(ときどき)・・・・・・寂(さび)しくなるの。姿(すがた)が見(み)えないから、人間(にんげん)の仲間(なかま)には入(い)れてもらえない。村(むら)の人(ひと)たちと仲(なか)よくしたいだけなのに。誰(だれ)も私(わたし)のことに気(き)づいてくれないのよ。 チャロ: ・・・・・・とっても寂(さび)しいね。 マコ: でもチャロと話(はな)せて、少(すこ)し元気(げんき)が出(で)たわ。 チャロ: よかった。


If you want any help with your Japanese, please ask me and I"ll do what can to help. And I would like you to give me advices to correct my English pronunciation of other boos. 『リトル・チャロ 東北編』7月号 NHK出版 より #Japanese #reading #speaking #pronunciation